位相差顕微鏡検査と歯周病菌について#白金台 歯科 位相差顕微鏡 菌 歯周病
2022年07月17日
歯科衛生士の熊谷です。
今回は当院で行っている、
・
位相差顕微鏡検査と
歯周病菌についてお話します!
・
〖位相差顕微鏡とは??〗
・
生物細胞を観察するのに特化した顕微鏡であり、
歯科ではお口の中の菌をリアルタイムで見るために使われます。
・
※検体は歯周ポケットから採取したプラーク(歯垢)をプレパラートに薄く広げたもの。
・
この検査では、
【菌の量や活動性】【どんな菌がいるのか】を
大まかに判断することができます。
また菌の量や活動性によっては、
歯周病になりやすいかどうかなども
把握することができます。
・
当院では位相差顕微鏡を積極的におこなっており、
初診の患者様は、保険のクリーニングをする前に
必ず菌の状態をみてから
その患者様に合ったご指導または治療をさせて頂いてます。
・
・
___________________
・
お口の中の菌というのは500~700以上の常在菌が存在し、
プラークには1グラム当たり
1000億以上の菌がいると言われています🤯🧨
・
リアルタイムで自身の口の中の菌をみると
いかに歯磨きが大事なのか実感すると思います…笑
・
________________________
・
・
〖歯周病菌とは??〗
大体の歯周病菌というのは
同じ形をしていても全く違う菌ということが多くあるのですが、
真菌、スピロヘータは形が特徴的で
よく位相差顕微鏡検査でも見られるので
ご紹介いたします!!
・
◎真菌
・
木の枝のようなのが重なっているようにみえるのが
真菌(口腔内で見られるのはカンジダアルビカンス)
お口の中のカビです💦
常在菌なので誰にでもみられるのですが
歯周病菌たちの住み家になっているので
多すぎると歯周病菌が増殖してしまう可能性があります。
・
◎らせん菌
・
イトミミズのような特徴的な形をしているのが、らせん菌です。
この形の菌は約60種類いると言われています。
中には常在菌もいるので少し見られるくらいなら大丈夫🙆🏻♀️
・
しかし、数が多く見られた場合、重度歯周病の可能性が高いです😱
・
というのも…・
・
トレポネーマ・デンティコーラ(すごく悪い歯周病菌)が
この形をしているので注意が必要⚠🐛
・
_____________________
・
まだまだたくさん歯周病菌はありますが、
詳しくは実際に位相差顕微鏡検査を
受けに来て頂いた時にお話いたしますね🤭
・
自身の口の中の菌叢を把握しつつ、
自分に合ったセルフケアやメインテナンスを行っていきましょう❕
・