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いびき改善できます🌙#白金台 #歯科 #ナイトレーズ #いびき

2022年07月26日

こんにちは

歯科医師の原です。

今回は🌙睡眠🌙についてです。💤😴

日本は世界的にみても睡眠時間が短いのだそうです。

Oecd(経済協力開発機構)の「Gender Date Portal 2019」によると、

加盟国の中での睡眠時間を調査したところ、

日本の平均睡眠時間は7時間24分と最も短いという結果が出ました。

◆日本人の睡眠時間が短い理由としては、「働きすぎ」

◆都市部に言える事ですが「通勤時間の長さ」

◆「スマホの使い過ぎ」

◆「睡眠時間を削ってでも働く」事が美徳とされている特有の価値観

                                などもあるようです。

令和元年の厚労省の国民健康・栄養調査の睡眠調査の結果からは、

「睡眠時間が6時間未満」の人の割合は男性37.5%、女性40.6%に上ることがわかり、

男性の30~50代、女性の40~50代で4割を超えていました。

睡眠を妨げる原因としては20代の若い世代で男女ともに

「就寝前の携帯電話メール、ゲームなどに熱中すること。」

30~50代男性は仕事。30~40代女性は育児との回答でした。

睡眠の質の低下は,

疲労や心身の健康リスクを上げるだけでなく、作業能率の低下、

事故やヒューマンエラーの危険性を高める可能性があるといわれ、

交通事故を起こす可能性は健常者の7倍といわれています。

交通事故だけでなく社会生活の中でエラーや事故を起こすことによって生じる

年間の経済損失額は3.5兆円とも言われているそうです。

世界的な大事故も睡眠不足による

ヒューマンエラーであることがあるといわれています。

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アメリカのスリースマイル島原子力発電事故(1979年)

旧ソ連現在のウクライナチェルノブイリ原子力発電事故(1986年)

スペースシャトル チャレンジャー号爆発事件(1986年)

アラスカ沖 タンカー エクソンバリデス号座礁による原油大流出事故(1989年)

アメリカ客船スタープリンセス号座礁(1995年)

JR山陽新幹線ひかり126号居眠り運転(2003年)

――――――――――――――――――――――――――――――――――

上記などの重大事故から

睡眠時無呼吸症候群が取り上げられるようになりました。

睡眠時無呼吸症候群については当院のHPにもございますが、

少しだけ簡単に説明すると、睡眠中に呼吸が止まる時間や頻度が多くなってくると、

 

深い眠りができずに寝起きが悪くなったり、日中につい居眠りをしてしまったりする

という症状を起こす病気のことをいいます。

睡眠時無呼吸の中でも体重が重かったり、顎が小さかったり、

加齢に伴い舌やのどの筋肉が緩んだりすることが原因で

気道が閉塞しやすくなっている場合を閉塞性睡眠時無呼吸症といいます。

詳しくはこちら

歯科で対応できるのはこの閉塞性の無呼吸症になり、

オーラルスプリントと呼ばれるマウスピースによる治療を行います。

マウスピースは下顎を若干前に出すような位置関係で配置され、

保険内では上下一体型、自費診療では上下分離型になります。

どちらも下顎を前に出すことにより気道の通りがよくなり、

いびきを抑えることができるというのが機序になりますが、

しかしながら、この下あごを前に出した状態が長期間になりますと、

奥歯のかみ合わせが合わなくなってきたり、

顎関節の症状が出てくることも言われています。

また、医科では治療法の第一選択として用いられている

≪CPAP≫も装着時の違和感、煩わしさ、鼻の乾燥、空気が漏れる、

携帯性の悪さなど様々な要因により治療コンプライアンスが不良である事が欠点です。

また根治療法としては口蓋や軟口蓋の膨らみを取るような

外科手術がありますが侵襲性が高いです。

当院では、

①効果が高い

②何よりも患者様への負担が大変少ない

③メスを使わない治療

として、

エルビウムヤグレーザーを用いた

いびきや睡眠時無呼吸症の改善治療 ≪ナイトレーズ≫を行っております。

以前もブログでこのレーザー機の紹介はさせて頂いておりますが、

出力など設定を変えハンドピースの部分を変えると、

喉など口腔内の軟組織にアプローチできる様になります。

その他様々な症例に使用でき一台で何役もこなせる大変優れた機材です。

当院は導入している

数少ない歯科医院のうちの一つです👏🏻

まず、このように喉にレーザーを当てていきます。

照射前に表面麻酔のスプレーを口腔内に吹き付けてから行うので

痛みの心配はほぼ無いです。

必要な部位にまんべんなく3周ほど照射していきます。

令和4年6月16日に照射を行いました。

 

↑ 緑  施術前の6/1~6/8のグラフです。

↑ 黄色 施術後の6/16~7/5のグラフです。

※記録できていない日も何日かございます…

 ここでは、施術前後2週間ずつを載せています。

施術した日(6/16)の夜以降からグラフに

いびきが検出されなくなりました!!😭🎊

☆いびきをしているところはオレンジ色になっています。

※アプリはいびきラボを使用しております。

無料版もありましたが機能が制限されるので長く記録を取るのであれば

有料版(年1000円ほど)が良いと思いました。

当院では術前、術後でウォッチパッドをお貸出ししますので、

そこでも効果測定を致します。

これは、実はワタクシで、以前はいびきを

ほとんどかかなかったのですが、

妊娠を機に生じ、一度目は妊娠6~7か月頃から始まり、

出産後は一旦はおさまるものの、

二人目を妊娠してまた同じように

6~7か月頃から再発し現在に至ります・・・😭

術前のCT画像を見て頂くとわかると思いますが、気道が狭いです。

(CT図)

小学生で始めた歯列矯正で上下顎第一小臼歯抜歯にて

行ったこともありますが、口腔容積が狭くなり、

下顎歯列は特に狭窄し舌の収納スペースがないために

舌が奥に行き気道を狭くしております。

それに産後の体重増加が原因にあると思います。

☆大人になりこの状況を作り出さない為には

小児期からの顎顔面矯正はかなり有効になります☆

詳しくはこちら

寝息や、布団が擦れる音、

それは青い線で表されていました。(いびきラボ)

3週目になってくるといびきが少し検出され始めましたが、

かなり改善されました😭

照射のサイクルとしては

3週間に1度、3回の照射

が大変効果があるといわれています。

/

また次の照射を検討中です。

万が一の事を考えると飛行機内✈️では寝られないと思い

海外にしても旅行は近場中心となっておりましたが、

これでやっと安心して寝れそうです。。。🙌

きちんとした精査の上、治療が必要と診断された場合には負担のないとても良い方法だと考えています。

最後に

厚生労働省がまとめた「健康づくりのための睡眠指針2014」の睡眠12箇条です。

/

そして、以下が厚生労働省の睡眠障害対処の12の指針です。

睡眠障害を事前に防ぐためのものとして

まとめられたのものを表にしてみました📝✍🏻

日本人は睡眠に対する意識が低いという記述を読み、

みなさまの理想的な睡眠習慣にむけて

再確認して頂くきっかけになれば幸いです😌

日中のパフォーマンスを向上し、社会事故をなくすこと、

全身疾患の悪化を予防し国民の健康を維持する事に寄与するべく

当院ではいびきにお悩みの方、患者様の睡眠の質の改善に

貢献できたらと考えております。

カウンセリングも行っておりますので、

ナイトレーズにご興味がございましたらいつでもお問い合わせ下さい☺️

個別相談

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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